未来へ続く可能性を破り捨てて
消えてしまった温もりの残滓を抱き続けることを選んだ私は
愚かな女でしょうか

私は 可能性を信じきることができなかったのです

絶望に果てることすらできない己を憐れみ
私を解放してくれたあのひとを 永遠の檻に閉じ込めたのです

私は どうしようもなく愚かな――