[道端の石ころ]

ラト・ヴァロア 16才
 王立学院魔術部四学年の特待生。表情に乏しく、淡白な皮肉屋。の割に、面倒見の良いところもある。
 努力によって得た知識や応用力、術式構築速度には他の追随を許さないものがあるも、それゆえに保有魔力の少なさが致命的。それを系統領域の広さと武術で補うオールラウンダーではあるが、同時に器用貧乏。


クロヴィス・シエン・エルディアード(クロウ) 26才
 エルディアード家の次期侯爵でありながら、さらに第三王位継承者。黒髪紫目の麗人。性格を一言で表すと、狸。裏では「狂戦士」の名を囁かれている。

ハラルド・E・ユリアン 29才
 クロヴィスの側近その一。主人に対する態度が実にフランク。三人のうち、自分が最初に三十路に突入することを気にしている。

ジョエル・E・ゼクス 28才
 クロヴィスの側近その二。秘書だと思われがちだが、ちゃんと強い人。眼鏡は伊達。



ベルテ・クランディオル 18才
 伯爵家令嬢の魔術部生。若干天然気味。本人の預かり知らぬところで王立学院裏ミスコン四連覇を果たしている。

オースティ・ナイアン 18才
 没落寸前準男爵家子息の魔術部生。人間閻魔帳の異名を持つ情報屋。入学目的は貴族子弟の弱みを握ることで、学業は二の次である。

アイザック・ダスティ 19才
 武道部の特待生で、ラトの唯一の同寮生。体格と天性の戦闘センスに恵まれたが、彼もまた努力の人。闘武会で優勝した。

ウェイン・シュタインベルグ 18才
 シュタインベルグ公爵家の子息。初戦でラトを負かしたのち、演武会で優勝した。



[昔日の亡霊]

イムザ 23才
 どこにでもいそうな外見のラトの昔の仲間。危険物も取り扱う薬師見習い。頼りにされる反面、腕っ節の弱さは折り紙付き。

ジェフリー 8才
 タカりの少年。実は手紙配達などのちゃんとした仕事もしている。

ホーク・ディケンス 26才
 昔、ラトたちが兄貴と呼んで慕っていた男。十年前、更正施設に収容されたが逃げ出していた。

ルタ
 神父服の男。

ルージュ
 ルタに影のように付き従う少女。

隊長
 エルシダ警備軍のトップ。強面。昔、士官学校の教官をしていた。

副隊長
 隊長の副官。いつもポケットに飴を忍ばせている。



[過去の虜囚は弱者か否か]

ロゼリア・ユフィ・エルディアード(ローゼ) 12才
 エルディアード侯爵の長女で末子。魔術師。背伸びをしたいお年頃。一番上の兄がちょっと苦手。

メル・ロイシン 24才
 ウルスペディア領からの旅人。声がでかい。口と一緒にすぐ手と足が出る。被害者は主に弟。

アドル・ロイシン 22才
 メルの弟。姉よりは常識人だが、それでも若干空気が読めない。

スターク 27才
 王太子。仕事人間。趣味を問われれば、真顔で「経費削減」とかいう言葉が出てくる。

フィアーリエ 25才
 王女。頻繁に図書室に籠もる。ここ最近は求婚話がめっきり減ったと嘆いているのは周囲のみ。

ラディウス
 エルディアード侯爵。黒の一族本家当主。北方国軍将軍。多忙でほとんど家にいない。

ティアリーゼ
 エルディアード侯爵夫人。王妹。

リィン・ヴァロア
 九年前、エルシダでラトを拾って以来、義理の親を名乗る。年齢不詳の女薬師。

ブラン
 人懐っこい雰囲気の白っぽい青年。ただし寝起きは機嫌が悪い。料理、特に菓子づくりの腕はプロ級。

ノワール
 緑色の目の黒猫。片耳に青い羽根の耳飾りをつけている。神出鬼没。



……以降、適宜追加します。